Kyotango Hack 2018が2018年の11/23,24に開催されました。
このイベントは、主催は共創ラボです。自治体、企業、ITコミュニティが共に協力する団体です。GDG京都もそこに入っています。このイベントは名前の通り、京丹後が対象となっています。
会場は、京都丹後鉄道 (愛称: 丹鉄、以下丹鉄) の白松を貸切った車両、そして網野の水の江会館です。この日は福知山駅集合し、白松に乗車し、網野へ向かいました。
車内では、WILLER TRAINS株式会社の社長の寒竹さん、京都府の村尾さんから丹鉄の興味深いお話を聞くことができました。このお話、今回のハッカソンのテーマの鉄道に関する内容でもあります。丹鉄が進んでいくうちに、その場所の話題が展開されていきました。
この丹鉄、走行距離が114kmで関西では、南海鉄道についで長いそうです。この114kmに因んだ114kmカフェというものがあります。コーヒー豆のブランドにも凝ったものとなっているそうです。カフェの店舗も宮津駅にあり、車窓からも少し見えていました。
途中の大江駅では30分の停車時間があり、駅でお土産を買うこともでき、大江山鬼瓦公園に行くことができました。ここでは鬼瓦を作っておられる全国の鬼師の方の作品、そして小学生達の作品も展示されています。
大江山鬼瓦公園
大江山鬼瓦公園
買い物を楽しむ皆さん
お土産には、餡子のいっぱい入った鬼饅頭、ワイン、大江山の鬼、酒呑童子についての絵本も販売されていました。
大江といえば大江山。百人一首の小式部内侍の一首が窓に貼り付けてありました。
「大江山生野の道も遠ければ、まだふみも見ず天橋立」
列車が少し進むと、寒竹さんのご説明通り元伊勢神社の白い鳥居が見ました。参加者の皆さんもカメラを向けられていました。
大江山と麓の白い鳥居(右下辺り)
拡大したところ
大江駅から再び白松に乗り込んだところで、各ハッカソンのテーマ毎に別れて座ります。それぞれのテーマ毎に名札の紐の色が異なっていました。まだチームが明確ではないものの既に皆さんの意見交換が始まりました。
再び寒竹さん、村尾さんのお話を聴きながら質問をする形式で電車は進んで行きました。
その合間に見えた天橋立。
丹鉄が抱える問題点やお話として、以下のような点が挙げられていました。
- 駅から町まで遠い理由。
- ディージルの煙の臭さや列車の音。
- 町までの距離をどうするか。
- 踏切が2箇所しかない。
- 高架であり、今後高齢者に対応するなど、バイヤフリーの問題をどうするか。
- 丹後エクスプローラーは、当時新幹線しかなかったリクライニングシートであり、回転式の椅子だった。昔は、大阪から出ていたが、現在は福知山からである。
丹後エクスプローラー
- 丹鉄は後輪が4つあり、落ち葉で滑らずに進める工夫をされている。
- トンネルを掘らずに斜面を削ってあるところは、斜面が急である。
- 先日の台風の被害を受けたところは、27ヶ所
皆さん、熱心にアイディを練りつつ、丹鉄は進んでいきました。
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